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Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
カスタマーレビュー ![]()
素晴らしいの一言に尽きます
(2010-03-07)
歌手やジャーナリストなどの広い意味での情報産業に関係するすべての人に是非読んでほしい本です。
アトム,物質でできた商品は無料にはならないが,ビット,情報でできた商品はその性質上、コピーが限りなくできてその維持費は限りなく小さくなるので価格はゼロに近づく。フリーにもいろいろな種類があり、それを宣伝に使うのはたいへん有効など、あまりにもいろいろな情報が入っているのでたいへん面白いが息苦しいくらいだった。日本人ではとても書けそうにない内容でした。なおこの本自体が出版と同時にホームページに全文が掲載されたそうです。それでも,これはベストセラーになったとか。時間が惜しい人は本を買うでしょう。
無駄遣いが許されるというのがポイントかな?
(2010-03-07)
Web2.0が流行りだした時に「ロングテール」という言葉がもてはやされましたが,著者はこの「ロングテール」の概念を提起した人です.そして,今度はディジタル社会がもたらす新たな経済モデルについて解説しています.
昔から「タダより高いものはない」とはよく言われます.例えば,ファミレスでドリンクバーが無料だとかいうのがこのモデルです.本書では直接的内部相互補助と呼ばれており,顧客は結局メインディッシュの代金としてそのコストを負担することになるというものです.また,民放の番組は無料で見ることができますが,顧客はCMを通してその会社の製品を購入することによって番組制作のコストを負担することになります.これらのビジネスモデルは古くからあるもので本当に無料ではないのですが,コピーに要するコストがほとんどゼロになるディジタルの世の中ではまた別のビジネスモデルがあり得るとのこと.
その一つは著者がフリーミアムと名付けるものです.体験版を配って,気に入った人にはお金を払ってもらおうというモデルです.もう一つが非貨幣市場であり,アマゾンのサイトでこのカスタマーレビューを書くような場合です.直接的な金銭的報酬を期待せず,注目されることや評判というものに価値を置いた経済です.
本書では,これらのいろいろなフリーについて事例を交えながら解説しています.私の理解したところでは,ディジタルの世界ではコストがゼロに近くなることで無駄遣いが許されるというのがポイントのように思います.例としては,トランジスタを無駄遣いすることで操作性のよいGUIが実現できたとか,ハードディスクやサーバを無駄遣いすることで世界中の情報を整理するといったことなどです.おそらく著者の言っていることは正しく,これからの世の中によい示唆を与えているのではないかと思います.是非どうぞ.
”フリーとは、マーケティング”という発想
(2010-03-02)
カミソリで世界的に有名な「ジレット」を始め、昔から今に至るまでのフリーの歴史を辿り、
どのような時代背景や人々の需要のもとに、これらの供給がうまく適合し、ビジネスで成功したか綴られている。
その時に大きな力を発揮したのが”フリー”だと、著者は説く。
私が一番感心したのは、フリーや海賊版は、マーケティングの役割を果たしているという事。
今までは、無料の物や偽物をつくるという事は、不道徳でオリジナルの作品の地位を貶め、何一ついい事がないと思っていた。
例えで挙げられているのが音楽業界だが、海賊版のCDの横行や不正なダウンロードは、レコード会社の収益にはつながらない。
しかし、アーティストの評判を拡げるというマーケティングの一翼を担っていて、結果として、ライブへの動員につながり、
アーティストはライブの収益を高めていると説く。
確かにうなずく事も多いのだが、読んだ後の感想としては、テクニックに依存しなければ生き残れない印象が強く残った。
そのうえ、上記の音楽業界の例に関しても、フリーによるマーケティング効果の信憑性は、いまだに問われている。
”フリー”というテクニックを駆使するかは自由だが、私はこの本から知識を得て、それを活かそうとは思わない。
しかし、現実として、フリーの世界に私たちは暮らしている。
そのような観点からいえば、世の中の仕組みを広く理解するため、いろいろな例がわかりやすく書いてある本なのでおすすめだ。
ハードカバーと分厚いページで読みにくい
(2010-03-01)
文章も平易でgoogleとかのビジネスモデルを詳しく分解して分析してくれてるのでわかりやすいが、本が分厚すぎて読みにくい。文庫本2冊くらいにならなかったのか。タイトルが「フリー」で敷居が低いはずなのに、この本の装飾をする担当者(プロデューサー)がまだ再販制度に守られた権威主義の中にいる出版村の人間なんだろうなと思い、敷居を感じた。
一読の価値はあり
(2010-02-27)
競争市場では、商品の価格は限界費用に限りなく近づく。
デジタル情報の限界費用は実質0円である。
よって、デジタル情報の価格は原則0円となる。
しかし、デジタル情報が0円になって、その希少性が原則として
失われたとしても、すべてのものの希少性が失われるわけではない。
逆にその希少性が注目されるようなものが、必ず出てくる。
そこに着目して工夫すれば、情報生産者が金を稼ぐことはできる。
情報を巡る市場は縮小したとしても、まったくなくなるわけではない。
こんなことが書いてあります。
情報を売って食べている人であれば、一読の価値はあると思います。

